次回開催の個展「最後の謎 ~WHO AM I?~」について
今、準備している最後の個展について。
『最後の謎 ~WHO AM I?~』
永野十 個展
会場:滋賀県立美術館 ポップアップ・ギャラリー
開催期間:2025年7月1日(火)〜7月13日(日) ※7日(月)休館
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
入場無料
<展示について>
この展覧会は、私・永野十がこれまでに開催してきた7回の個展の“最後”を締めくくる、
回顧的集大成のような謎解き体験型アート展です。
作品構成はシンプルに、空間に呼吸するような余白を残し、
これまで積み重ねてきた思考と感情を、静かに置いていくような構成を目指しています。
3Dメガネも用意して、色々な見方で鑑賞して頂きます。
想いについて(ご覧いただいた方へ)
すでに展示のお知らせをご覧くださった方へ──
今回の個展には、静かに、ひとつの“想い”が込められています。
少しだけ、そのことについて綴らせてください。
この展覧会は、空間を一冊の本に見立てた、純粋な“ラブレター”です。
壁は一枚の紙、部屋はひとつの詩、
そして宇宙全体を、ひとつの作品として構成しました。
すべては、現在における運命の出会いや過去に実際に付き合った恋人に向けて。
その人が、私の人生と創作に与えてくれた、
かけがえのない“感謝”を、この空間に封じました。
展示空間を手紙のように構成し、
作品ひとつひとつを、詩の行間のように並べています。
この展示は──
かつて付き合ったことのある恋人との交流から生まれた、静かな空間芸術です。
そして、未来に現れるかもしれない恋人や娘像を想像して描きました。
最後の謎はそれだけでなく、要所要所に意味を込めています。
展示はどなたでもご来場いただけます。
“誰かを想うこと”の純粋さが、
この空間に少しでも滲んでいたなら、嬉しく思います。
この展示は、それらの痕跡を静かにこの空間に残すものです。
誰かが訪れたときも、訪れなかったときも、
この構成が問いかけるのは、ただひとつ――
「愛とは何か」。
それは『WHO AM I?』という問いが現在に重なりながら、
私の中に静かに、最後の謎として宿り続けるのです。
── 永野十(現代美術家)
展示作品(予定)
1. 《思いやり》(写真)
2. 《視線の奥》(絵)
3. 《!?》(絵)
4. 《128√e980》(鏡の作品)
5. 《WRB+》(絵)
6. 《チューしよう絵画 – はじまりの記憶 / The Geometry of a Kiss -》(抽象絵画)
7. 《似顔絵》(公開制作/墨絵ドローイング)
8. 《WHO AM I?》(鏡のインスタレーション/聖/須弥山)
9. 《空白の席》(空間構成)
10. 《マルサンカクシカク:頭心体》(造形)
11. 《シグナル》(イラスト/写真)
12. 《青い薔薇》(写真)
13. 《箱》(レディメイドなど)
※展示数は現時点で約12点前後の予定。DMや配布資料も設置予定です。
※作品名は事前に公開しますが、展示写真などは一部SNS等にてご紹介予定。
<在廊予定日>
基本的に初日と2日(※公開制作)、4日、6日、9日。
最終日の16時以降に搬出兼ねて在廊いたします。
※後半8日より、展示内容を少し変更しました。
※10日に今回の個展の感想を書き連ねたいと思います。
※7月2日は公開制作/ドローイングを在廊兼ねてマイペースで描きます。
最新情報やDMデザイン等は、随時このページまたはSNSにて更新します。
当個展は、Study:大阪関西国際芸術祭 サテライト企画 「Co-Study」 に参加しています。
(※最終更新:2025年7月15日)


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